少人数の濃密な関係性がストレスを生むと思い込んでる経営陣


 
10〜20人くらいのフェーズの会社では、これまで無かった制度や組織が作られ始め、急に社内のコミュニケーションに問題が起きてきます。前回取り上げた「阿吽の呼吸が通じなくなる」問題もそうですが、とにかく「今までこんな問題発生しなかったのに」と経営陣に動揺が走ることも。そこでこんなことを考えたります。「ひょっとして、人数が少なくて関係性が濃くなりすぎてしまい、結果、コミュニケーションに問題が起きてるのかも」と。
 
[前回の話] 社員が10人を超え「阿吽」が通用しなくなる話

 

少人数の濃密な関係性がストレスを生むと思い込んでる経営陣

コップに泥を入れてかき混ぜると水は当然濁ります。そこに綺麗な水を入れたら濁りが薄まる。そういう風に考えてしまう経営陣はいます。しかし結論から言うと「濁りが広がるだけ」です。受け入れ側の状況が悪いタイミングで新たに人を採用しても、結局のところ既存の人員、雰囲気に引きずられて「濁って」いきます。
 
フレッシュな気持ちで入社した人が「濁った」組織に入ると、引きずられて同調するか、ストレスを発生して辞めてしまうかのどちらかの結果になる場合が多い。根本的な解決策を講じなければ組織は大きくなりませんし、巨大な濁った組織になってしまう可能性も。

 

人を入れるより、まずは社内環境、コミュニケーションの改善が先決

経営陣の実力よりも事業の成長が早い場合があります。事業が好調なので人員を増やしがちですが、事業が良い時は社内の問題は表面化しませんが、さらに事業(業績)を伸ばそうと高い目標を掲げた際や事業が伸びなくなった時に一気に組織の問題が表面化します。経営陣の能力も低く、社内環境への意識も低く、人員だけは多い。そんな状況で問題が表面化すると一気に社内のムードは悪くなります。
 
また事業の進捗に関係無く社内コミュニケーションに問題がある組織では人が増えれば増えるほど問題も増えていきます。経営陣が社内のコミュニケーションや環境、文化作りに意識を持ち、早い段階で文化作りをした方がいざという時に強い組織になると思います。

 
photo credit: FraVal Imaging Communicative teens via photopin (license)


[記事公開日]2017/03/09